食品添加物の危険性と賢い対応

昨日に続き食品添加物についてお話します。

日常スーパーやコンビニで買う食品やファーストフーズ店で飲食するものには多種多様の食品添加物が入っています。できることなら、食品添加物が入っている食品は食べない方が安心なのですが完全に避けることは難しいと思います。 ということは私たちは賢く食品添加物に対応してゆくことが必要となります。 しかし、日常的に食品に入っている添加物の種類は1000品目以上になり、どんな添加物がどんな食品に使われ、安全性まで理解することは大変です。

そこで、できれば避けたい食品添加物を取り上げました。
日本は意外と海外で禁止されている食品添加物が条件付きで使用が認められているものがあり、これは避けたい添加物です。
例えば、

(1) 人工甘味料のサッカリンとサッカリンNaです。 73年に海外で発ガン性が指摘され使用許可取り消しになりましたが、サッカリンに含まれる不純物が発ガン性の原因である事がわかり、不純物がないように作るという条件で使用が許可されました。 現在、サッカリンはチューインガム以外の食品は許可されていません。

(2) 着色料の「赤色2号」です 76年に海外で発ガン性が指摘され、米国では使用禁止となっています。 我が国では菓子、漬物、魚介加工品、畜産加工品などに使用されている。

(3) 品質改良剤の過酸化水素です 80年に発ガン性が指摘され、「食品に残留しないこと」を使用条件に使用が許可になりました。現在は数の子の血管の色を除去するために使用されている。

(4) 殺菌用の臭素酸カリウムです 81年に発ガン性が指摘され、練り製品への使用は禁止されましたが、「パンは30ppm以上残留しないこと」を条件にしようが認められました。

(5) 酸化防止剤のBHA(ブチルヒドロキシアニソールの略)です    82年に発ガン性が指摘され、パーム油、バター、魚介乾製品、魚介塩蔵品、魚介冷凍品(生食用冷凍魚介類および生食用冷凍かきを除く)、鯨冷凍品(生食用冷凍鯨肉を除く)及び乾燥裏ごしいも以外への使用が禁止されました。

(6) 遺伝毒性の疑いがある食品添加物です、 食品添加物の中には、遺伝子を傷つけたり、狂わせてしまうのではないかと疑われるものがあります。自分が大丈夫でも、これから生まれてくる子供に悪影響がでな いとは言い切れません。農林水産省は「農薬や食品添加物などの意図的に食品に用いる化学物質に遺伝毒性発がん性の疑いがある場合には、その使用を禁止しています」とうたっています。

食品添加物と賢く対応する方法があります。

(1) いつも同じものを食べていると、その食品に使われている添加物の悪影響を受ける可能性が大きくなります。その為、食事はワンパターンにならないように注意し、いろいろな食品を食べるようにすることです。

(2) 発ガン性のある食品などを食べてもその毒性をできるだけ抑える、解毒作用のある食品を積極的に食べるようにすることです。

例えば

●ビタミンCは発ガン物質や突然変異物質の生成を抑制します
  大根の葉、ほうれん草、ピーマン等の緑黄色野菜、
  イチゴ、夏みかん、サツ マイモ

●食物繊維はタール色素の毒性を弱めます。海草に含まれる食物繊維(アルギン酸)はカドミウムの毒性を防止する働きがあります。果物に含まれる食物繊維(ペクチン)はPCBの排泄を促進します。このほか血中コレステロールを下げる、便秘や大腸がん予防の効果もあります。
  ごぼう等の根菜類、イモ類、豆類、ヒジキやワカメなどの海藻類、
  たけのこ、 コンニャク、リンゴ、キウイフルーツ等の果物類

●含硫アミノ酸は水銀の排泄を高めるほか、有害化学物質を肝臓で解毒する為にも必要です。その際ビタミンB2なども必要なので、あわせて取るようにします。
 卵白 ビタミンB2が豊富な食品は、卵、レバー、牛乳など

(3) オーガニックの農薬・化学肥料を使用しない有機栽培の野菜・果物や食品添加物を含まない加工食品を取り入れることです。 スーパーやお店で売られているものより価格は高くなりますが、安全で、栄養価が高く、美味しい、健康と美容に効果があるという価値を考えますと受け入れていい価格といえます。

Health Standard

食と健康の問題は深刻になる一方です。 栄養の少ない不健康な食品のせいで、 心と体のバランスは崩れ、 健康問題を引き起こしています。 未来の子供と、地球のために、安心して食べれる オーガニック、健康な食品を提供します。

0コメント

  • 1000 / 1000