成長期の子供には、栄養バランスの取れた食事が必要です。そこで、具体的にどのような栄養素によって体が作られているのか、ドクター監修の記事でお伝えします。
成長期の子供の体を作るために必要になる主な栄養素は
- タンパク質
- 炭水化物
- カルシウム
- 鉄分・マグネシウム
- ビタミンA/C/E
- ビタミンB群
- ビタミンD
です。
栄養素の働きと食材について
- タンパク質: 筋肉をはじめ、体全体を作るために必要
肉類・魚介類・卵・大豆製品・乳製品に含まれる
{代表的な食材}
牛肉・鶏ささみ・いわし・まぐろ・かつおぶし・しらす・高野豆腐 - 炭水化物: 筋肉や脳のエネルギーになる
穀類・砂糖に多く含まれる
{代表的な食材}
ごはん・パン・パスタ・もち・ジャガイモ・サツマイモ - カルシウム: 健康な骨と歯をつくる
乳製品・骨と殻ごと食べられる小魚やエビ・葉物野菜に多く含まれる
{代表的な食材}
チーズ・ヨーグルト・しらす・いわし・さくらエビ・青のり・小松菜・春菊 - 鉄分・マグネシウム: 血や骨をつくる
大豆製品・魚介類・海藻類・木の実に多く含まれる
{代表的な食材}
レバー・あさり・納豆・ひじき・昆布・ほうれん草・胡麻など
- ビタミンA/C/E: 免疫力を高める、血管を丈夫にする
緑黄色野菜・果物・魚卵に多く含まれる
{代表的な食材}
ピーマン・にんじん・ジャガイモ・いちご・キウイ・たらこ - ビタミンB群: タンパク質や炭水化物、脂肪の代謝に働く
豚肉・牛肉・大豆製品・緑黄色野菜に多く含まれる
{代表的な食材}
レバー・ウナギ・納豆・ほうれん草・ブロッコリー - ビタミンD: カルシウムの吸収を助け、骨の発達に働く
魚に多く含まれる
{代表的な食材}
鮭・かつお・ブリ・きのこ類
これらの栄養素がバランスよくとれるよう、食事作りを心がけて、子供が健康的に成長できるようサポートしてあげてください。
輿石義彦 先生 :巣鴨こし石クリニック 院長
*最近よく指摘されているように、炭水化物(糖質)の摂りすぎによる血糖値の急上昇が脳の発育に良くないこがわかっていますので、お菓子類や甘い飲み物は摂り過ぎないよう気をつける必要があります。
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