消費者に野菜をできるだけ通年提供できるよう生産者は農薬と肥料を使いハウス栽培を続けて量産してきましたが、その結果、土壌には天然ミネラルが少なくなり(いわゆる畑が痩せている)、50年前と比較して今日市販されている野菜の栄養が大幅に低下していることが報告されています(文部科学省 日本食品標準成分表)。
ところで、有機野菜と非有機野菜を比べた場合、有機野菜の栄養価は高いといわれていますがそれは有機野菜が生態系に合った栽培をしているからです。 旬の時期に収穫された野菜は一年で最も栄養価が高く、旬でないときに収穫されたものと比較すると2倍以上の栄養素が含まれていることが認められています。また、採れたて野菜は最も美味しく栄養価が高く収穫後に倉庫に保存して出荷時期を調整したりすると栄養素は酸化によってどんどん低下してしまいます。
有機野菜は生態系に合わせて旬の時期に収穫し採れたてをお客様にお届けしますので栄養価は最も高いです。しかし、非有機野菜は旬に関係なく栽培でき出荷時期も冷凍保存で調整できるので栄養が必然的に低下します。
有機野菜と非有機野菜を栄養価だけで見ることはミクロ的です。 有機野菜は食べてみると感動するぐらい美味しいのです!それは土壌が肥えている証拠で豊かな土壌の天然ミネラルがこの美味しさを作り上げています。化学肥料や農薬が使われる土壌からは美味しい野菜は期待できません。
もう一つ忘れてはならないのは農薬や化学肥料を使用すると野菜に残留しそれを食べると人体に蓄積されることが考えられます。厚生労働省が認可した農薬や化学肥料を基準内の使用料であれば人体に影響がないと言われていますが、農薬や化学肥料が子供や孫の世代にどんな影響を与えるのか全く保証がありません。
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