現在市場に出回っている牛乳の95%以上に採用されている超高温瞬間殺菌(120~130度C、2~3秒)は大量生産に向いている殺菌方法なのですが、高い熱を加えることによって有害菌はもとより有用菌まで死滅させてしまいます。更にカルシウムやたんぱく質は高温によって熱変性を起こします。 乳タンパクの80%はカゼインで残りはホーエーと呼ばれるたんぱく質ですが、超高温加熱殺菌で熱変性したホーエーはカゼインが胃の中の酸や酵素によって凝固することを妨げるため、短時間で小腸に運ばれ栄養を十分吸収できなくなります。 低温殺菌は過熱によるタンパク質の変性がなく、生乳に近い甘さとまろやかさがあり、栄養の吸収も優れています。
我が家では低温保持殺菌の技術と無農薬牧草を主体に与えた生乳で出来上がったこの牛乳を飲んでいます。
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